2024/10/31
美しい空間づくりの秘密|家づくりのポイント
こんにちは、柳橋です。
美しい空間に足を踏み入れると、
思わず「何かが違う」と感じる瞬間がありますよね。
その正体は、なんでしょうか?
今回は、“収まり”に
こだわり抜いた空間作りをご紹介します!
羽目板の天井と格子に囲われたウッドデッキと、リビング。
南と東向きの窓が床から天井までのハイサッシ仕様で、
天井が外部とも繋がり、奥行きがありつつも、
すっきりとした印象を与えています。
◇
では、具体的にどこが違うのでしょうか・・・💡
まずは、こちらのハイサッシ。
一般的な高さ(2メートル)のサッシと比較してみます。
天井に注目👀
高さ2400mmの方が
ウッドデッキとの天井の境目を感じさせず
空間の印象を大きく変えることがわかります。
◇
また、窓装飾は
一般的なカーテンレール+カーテン
という組み合わせではなく
ロールスクリーンという点もポイントです。
矢印の部分、よく見てみると
天井に埋め込まれたロールスクリーンが
すっぽりと隠れているのがわかります。
この収まりのおかげで、
生活感を感じさせない洗練された空間が生まれています。
◇
さて、ここからは
かなりマニアック😂
私が個人的に気になったのは、
「スクリーンを隠す部分がどこで収まっているのか?」という点。
写真で一緒に追ってみましょう💡
図面で確認すると
このように、赤い矢印の部分まで繋がっていました。
個々の窓ごとに隠すボックスを作るのではなく
ひとつづきに。
そして比較的視線の届きにくい
ダイニング側の窓上部で収める。
ディテール好きにはたまらない
ポイントです!!
◇
内部から外部に続く天井を
美しく見せるため、
余計なラインを排除する。
家づくりは間取りや素材選びはもちろんのこと
細部にわたるこだわり、
作り手である職人さん方のひと手間が
さりげなくも豊かな表情を持つ空間を生み出しているのですね。
こちらの住まいには
他にもまだまだ語りきれないディテールがたくさん。
また次の機会にご紹介しますね😌
では!