2022/11/05
高低差に注意!
こんにちは。宮崎です。
11月になりましたね〜!
もう今年も残り2ヶ月を切り、年々1年すぎるのが早いなあ、と実感しております。
気温も、陽が落ちると ブルッとするぐらい寒くもなってきました💦
皆様お風邪などひきませんよう、お気をつけくださいませ(^人^)
さて、今日は家を建てるための土地についてのお話です。
家を建てる時、皆様はどんな土地に家を建てたいですか?
・駅近の場所が良い!
・学校が近い方が安心かな
・同世代の人がいる新しい分譲宅地がいいな
・平家にしたいから広い土地を探そうと思う
等々、、、
いろんな想いがあるかと思います。
その中でも、景観の良いところに住みたい。というご希望もよく耳にします。
そして景観の良い土地を探していると、高台の土地に巡り合うことがあります。
高台の土地、見晴らしも良いし、心なしか空が近い気がする!と、ウキウキしますね(^^)
ただ、ちょっと待ってください。
その土地、大丈夫ですか?
というのは敷地内または近隣の土地との間に、角度30度を超える高さ2m以上の高低差がある場合、気をつけないといけないことがあるのです。
『がけ条例』と言って、建築をするにあたって制限が定められています。
この絵のように、崖の上または下に建物を建てるときには崖から一定の距離を離して建物を建てる必要があります。
よほど土地が広大な場合を除いて、設計に大きな影響を及ぼしますね💦
ただし例外もあり、安全上支障のない擁壁がされている場合は、距離を離さずに建てることができます。
『安全上支障のない擁壁』というのは、構造計算に基づき許可を取って建築し、検査にも合格した擁壁のことです。
このように、構造計算された擁壁で安全性が確保されていれば後退して建築する必要はありません。
ただし見た感じが頑丈そうな擁壁があっても、古いものは構造計算の根拠が残っていなかったり許可がとっていない場合もありますので確認が必要です。
もし既存の擁壁が基準を満たしておらず、擁壁のやりかえをするとなると、数百万〜場合によっては一千万円を超える費用がかかりますので、土地を購入するかの判断材料として一番初めに調べたい部分になってきます。
高台で魅力的に見える土地が相場よりも安く売っている。
そんな時はちょっと立ち止まって調べてみることが大切です。
土地探しから始められるお客様には、信頼できる建築会社を先に探して一緒に土地を探した方が良い旨をお伝えしていますが、今回ご紹介したケースも最たる例の一つだと思います。
創家では、土地探しのご相談も随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。