2021/11/16
[天然乾燥]の柱を使う理由 前編
こんにちは。宮崎です(^^)
前回、柱の樹種『桧』について、お話をさせていただきましたが、
今回は柱の乾燥方法について、書いていこうと思いますm(_ _)m
木は成長する過程で、光合成をしています。
遠い昔、理科でも習いましたね?( ̄▽ ̄)
地中の水を根から吸い上げて体内に取り込み、光合成をし、葉から蒸散し、
また根から吸い上げて。。。と水を常に体内に取り込んでいます。
そのため、伐採したばかりの木は、たくさんの水分を含んでいて、
そのままでは家の材料として使うことはできません。
(この状態をグリーン材・生材などと言います)
含水率で言うと150%を超えることも珍しくないのです。
つまり、木そのものの重量よりも重い水を含んでいる、と言うのが伐採直後の状態です(°_°)
木は乾燥すると大量の水分が抜けるため、
縮んだり、捻ったり、反ったりと、変形がおこります。
しっかり乾いていない木を使って家を建ててしまうと、
後々変形が起こり、強度や仕上がりの美観に多大な影響が出てしまいます💦
ですので、家づくりにはしっかりと乾燥させた木を使うことが大切なんです(*´ー`*)
では、どうやって乾燥させるのかをご紹介します💡✨
乾燥方法は大きく分けると2つ
・天然乾燥(AD) … Air Dry 空気・風に触れさせ自然に乾燥させる方法です。
・人工乾燥(KD) … Kiln Dry『Kiln』とは釜、炉と言う意味で、この場合は乾燥機のことです。熱を加え、強制的に乾燥させる方法です。
天然乾燥と人工乾燥、それぞれにメリット・デメリットがありますので、
実際それぞれの乾燥方法が家づくりにもたらす影響を、下の表をもとに順に見ていきたいと思います(=´∀`)/
長くなりそうですので、次回からは表の項目ごとに分けて書いていきたいと思います(╹◡╹)
続く→→