2021/08/03
リノベーション着工
こんばんは。宮崎です(๑╹◡╹)ノ”
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
現場の方では、空調服(扇風機付きの服)を着ている人が目立ち始めました😊
服の中に空気を送りこんで服がブワ〜っと膨らむので、皆さんミシュランマンのようです✨笑
さて、そんな8月初旬、いなべ市でS様邸のリノベーション工事が着工を迎えました♪
S様邸は『せいがい』付きの和風のお家です!
『せいがい』というのは、最近の建築ではほとんど見られなくなりましたが、日本建築の伝統ある創り方の一つです。
『出し桁造り』とも言います、柱より腕木をはねだして、桁をのせ、、、と難しい言い回しになってしまいますが、深く軒を出したときの強度に耐えられる創り方になります(*´-`)
雪の重みに耐えるためもありますが、軒先の造りを豪華に見せるという目的もあったそうですよ☺️
そして、こういう手仕事は大工さんの粋な仕事を見られる部分でもあります♪
この雲のような模様は飛騨大工の紋章なんだそうです( ^∀^)
以前S様から「軒が飛騨高山の創りで、この部分は残したいです」とのお話を聞いていたので調べてみたのですが、
地域によっても、大工さんによっても、せいがいの模様に文化や特徴があるようで、とても興味深かったです☺️
こういった本格的な大工さんの手仕事によって建てられている家は、しっかりした造りのお家が多いので、大切に直してまだまだ長く住んでいけるのがいいですね\(^o^)/
さらに和室にもしっかり手刻みの痕跡がありましたよ♪
和室の床脇にある違い棚と呼ばれる棚ですが、どんな加工がしてあるのか見せてもらいました!
穴が掘ってあって凹凸をつけてあるのですが、
その形が特徴で、ただのほぞ穴ではなく『蟻』と言って、あとから抜けにくい仕口になっていました😊
当時の大工さんの技術が垣間見えて、ちょっと解体するのが惜しくなってしまいますが😅
丁寧な大工さんの手仕事に敬意を払って、リノベーションさせていただきます( ̄^ ̄)ゞ
まずは手解体から始めて、補強工事などを行っていきます✨
これからがとても楽しみですね♪( ´ ▽ ` )