2021/06/16
ディティールの拘り⑤ 前編
こんばんは。宮崎です!
ちょっと間が空いてしまいましたが、ライン(直線)を綺麗に出すことを徹底したお家の、こだわりポイント、第5回目を書いて行こうと思います(*´-`)
今日は『抜け感』のお話です。
まずはキッチン周り♪
キッチン周りの造作腰壁には、柔らかい優しい雰囲気の石、大谷石を採用しました(*´-`)
私がおもてなし力をリスペクトしている帝国ホテルの旧建築物(フランク・ロイド・ライト設計)にも大谷石が使われていて、古くから使われてきた石でもあります。
帝国ホテルの話をしだすと、すごく長くなってしまうので割愛しますが、過去ブログにも書いてますのでよかったらご覧くださいませ♪
ちなみに旧帝国ホテルのエントランスは今は明治村で見ることができますので、建築好きな方は是非実際見てみてください(*´-`)
これも過去ブログにも載せてます!笑
はい、話がどんどん脱線していくので戻します(´∀`*)笑
その大谷石のディティールで拘ったのがこちら!
石の上に乗っている笠木と石の隙間です(^^)
石屋さんと大工さんの良い腕前なら、ピッタリとくっつけて隙間ない施工を見せつけたいところなんですが、笑
あえてスリットを作るデザインにしています(*´∇`*)
笠木のあえての薄さ、そして意図的に入れた5mmのスリットが、
抜け感をつくり、こなれ感を出すことができるんです♪
石同士は目地をつくらず突きつけで施工しているため、このスリットが生きてきますね(^^)
この壁周りにはインターホンモニターと給湯器リモコンも設置したんですが、
その設置面はこのようにしてあります。
壁を少し凹ますニッチはそれほど珍しくないですが、ここのポイントは板幅に合わせて開口を作っていることです。
そうすることで板の流れるラインを邪魔せずにスッキリと収まります(*´-`)
ちょっと長くなってきたので抜け感のお話次回に続きます( ̄^ ̄)ゞ
ではまたm(__)m